ジュブナイル トーキング byKIKI

ただの大学生の日記です。マンガ、アニメ、小説なんでもござれ。同性愛も好きですよww

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2012-09-10-Mon-00-49

新作。サンプル。

こんにちは、八雲です。

化物語の二次創作、新作が出来上がったので順次載せていきたいと思います。

タイトルは、

情物語
第憶話 さゆうインプ。

ただ、学祭提出ようなので、サンプル分くらいで載せていきます。



てなわけで、裏表紙風販促?いや、売らないけど。



“鬼同士の喧嘩なんだから、しょうがない”


自分を先輩だと語る倭鬼、宇城左右。

彼女の誠意も届かず

間違い続ける阿良々木暦のとっておきとは―――!?


しょうもない先輩と後輩が、記録した情けない<物語>!


これぞ現代の 怪異!  怪異!  怪異!


君すがた、おぼえ偲ぶは情けなし



index.png










というわけで、サンプルです。



001

阿良々木暦が宇城左右のことを思い出す事はなかった。
 思い出すことなく、想い見出すこともなく、憶えていた事をようやく許されることはなかった。
 人が人を覚えると言う事は思いの外簡単な事だけども、それを憶えるとなると難しいことではないだろうか。
 例えば、戦場ヶ原ひたぎ。
 今では、僕の彼女であるが、彼女を戦場ヶ原ひたぎとして僕自身が憶えるようになったのは、たとえ高校三年間同じクラスだったとしても、数ヶ月前の話である。記号である『戦場ヶ原ひたぎ』を覚えてはいたが、毒舌だけども繊細で可愛い女の子である戦場ヶ原ひたぎを憶えている事などは一切なかった。
 例えば、八九寺真宵。
 今では、僕の一番の親友であるが、彼女がいなくなったとずっと憶えていられるのは、僕だけだと思うし、いつまでも忘れずにいることが、彼女との友情なのだと捉えている。
 これらは、意識の問題なのだろうか。
いや、違う。
憶えることには覚えることとは異なり、許可が必要なのだ。
赦し。
許し。
相手の認可が他ならずに必要なのだ。僕らは緩いながらも、こうしたやり取りが行われているはずなのだ。
 僕がこの文を読んでいただける読者の方々に、面白い文章だなぁ、とでも憶えてもらうのにも許可が必要であり、寛容で寛大な受け入れが必要であり、僕みたいな若輩者でありコミュ障である只の男子高校生にとっては、その為に陰ながらの努力が必要なのだと思う。
 しかし、宇城左右の場合はそのプロセスを許さない。
巨大で知られざる英雄のように。
自分の姿を反らす高校バスケ選手のように。
憶えることを許さず、魅せる事を許さず、残るのは『いた』らしいという曖昧でどこか人工的である一方やっぱり自然な覚認なんだと、僕はちょっとしたセンチメンタルな気分を味わう。
 しかしきっと、彼女達からしたら、哀れだとか寂しいとか淋しいとか憐れとか思われるのは筋違いだと言う事は分かってはいる。上下差や程度差はあるにせよ、こういう手合いの人達はワザと行っているのだ。
隠れたい。
見られたくない。
憶えられたくない。
というような自然な欲求のままに姿を隠し通してしまう。
 そういえば、あの八九寺も普通なら姿を見る事はない幽霊だった。
 まあ、結局迷い牛から二階級特進など、殉職したわけでもあるまいし、ありえないことだったみたいだが。彼女は僕や羽川みたいに、家に帰りたくないと切望する人間に見えてしまうようだった。
 だから、彼女本人は例外なのだ。
隠れモノの例外。
情けをかけてあげたい例に及ぶ女の子。
見えてしまう、というなら、彼女の意思など介在せず、見る事はないという事にも彼女の意志などで解することもない。
だから、八九寺は、最後から最期まで頭を捻って、言葉を捻って、在り方を捻ってまで、自分の存在証明にその死をかけていた。
つまり、見えようと努力する分、隠れモノとしての例外であったのかもしれない。
 果たして、彼女はどちらのケースに当たるのだろう。
あんなにも目立ちがり屋で。
あんなにも口下手で。
あんなにも正直で。
だけどその実真摯でいてくれたあの『先輩』は、そのような殊勝な人生観など持ち合わせていたのだろうか。
 もちろん、阿良々木暦は持ち合わせてなどいない。
 隠れる為の術もない。
 目立つ為の技もない。
 僕のアグレッシブなところは、道端の可愛い少女に抱きつく為や、仲のいいクラスの委員長の胸を揉む為に努力を惜しまない、といったところに発揮されるべきで、はたまた、彼女とのデート案を練るなり、後輩とのバカな電話などなりに使うべきモチベーションだったのだ。
 生き急ぐことはない。
僕は、先輩を見習うべきでも、八九寺に導いてもらうこともなかったのだ。
寂しいが、僕が、いや誰だって生きていくということはそう言う事なんだと思う。
 だからこそ侮る事なかれ。
の、なかれ。
侮ってやろう。
僕は今こうして去っていくミニマムな先輩を目に焼きつけながら、そう誓う。
 どうせ、彼女の事を記憶する術はないのだから、こんな風に記録してやろうと思う。またいつか憶えられるように。

 嘘つきであり、呆れるほどに正直な記録をお披露目しよう。
 

002

 僕の後輩である神原駿河と話すのは楽しい。
 彼女の人柄というかキャラクターによるものも大きいのだろうが、彼女と話す話題は中々尽きる事はない。やはり、年代が近くて壁が薄いからなのだろうか。
きっと、彼女にそのような事を改めて言ったら、どんな甘言褒舌で返されるかは分かったものじゃないが、総じて、僕のおかげなんて間違った謙遜をしてくれることだろう。
僕のせいじゃない、神原のお陰なんだよ。間違いなく。
 と。
このように神原を持ちあげたのは、別段意味があるわけではない。
強いて言うなら、きっと神原を知っている連中は、僕と同じような感想を持ってくれているのだろうけど、今回の事の発端となったこの可愛く愛らしい後輩のがっかりな面を、嫌がらせと言わんばかりに、僕の些細なイタズラ心で魔が差したばかりに、伝えたいからだ。
上げて、落とす。
挙げて、貶す。
ただ、それだけである。

「可愛い女の子に出会ったのだ」

僕は、頭を抱えた。
状況も分からないだろうから、予め舞台説明はしておこう。
僕、阿良々木暦は、夏も秋も夜の受験勉強の折、気分転換にと神原に電話を掛けることにした。メールで確認後、快く諾してくれた神原後輩なのだが、開口一番このように言ってのけやがったのである。
溜息をつくが、まあこれも僕の求めていたものなのだ。と話を続けることにした。
早くも、イヤイヤだけど。

「神原、いつもの掛け合いは良いのか?ほら、得意技だの職業だのあれだよ」

「ふむ、阿良々木先輩も可笑しなことを言う。いつものあれは、電話主が誰かの確認を込めたものであろう。ならば、阿良々木先輩からと分かっている以上、する必要が見受けられん。まあ、今回の様な事がなければガンガン使って行こうと考えているがな!」

「いい加減登録しろよ!」

僕、実は嫌われていたりするのだろうか。

「そう言わないでくれ。未だにメールを打つのも難しいのだ。急いては事を仕損じる。その結果、阿良々木先輩の欄が『ラギ子ちゃん』になっていても知らんぞ?」

「僕も知らねえよ。ていうか、それにはむしろ悪意しか感じない」

というか、善は急げだ。と僕は釘を刺しておく。

「まあ、善処しよう。ところで、本題に入ってもいいだろうか?今日、私は可愛い女の子を見つけたのだ」

「なんだこれ、デジャヴ?」

「まあきっと、今のラノベ社会。このような導入も珍しくはないだろうが、そこには目を瞑ってくれ、阿良々木先輩」

「そんで、どんな娘なんだ?」

「おや、阿良々木先輩も好きだな。彼女がいると言うのに」

「切るぞ」

「やめてくれ、興奮する。生殺しなんて高度なプレイ」

「そのキルじゃねえよ」

深読みしすぎだ。
 まあ、こちらから電話したのだからこうした対応も失礼だろう。ということで、やっぱり続ける。

「で、どんな娘なんだよ。言っておくが僕の中での可愛いの基準は八九寺以上忍以下だぜ?」

「八九寺ちゃんに会った事があるわけではないし、グラフィックを見たのはアニメが初めてではあるが、きっと阿良々木先輩の事だ。非情に面食いであることは間違いない」

「褒めてないよな、絶対」

 そして、なんだそのメタ発言。お前はアニメからの人間だったのか。
 どうせだから、小説から読んでみろよ。
面白いからさ。

「というか、そこは戦場ヶ原先輩や羽川さんなどを槍玉に挙げておくべきなのではないか?あとは、千石ちゃんとか」

「うーん。確かに、千石も可愛いの部類だけどな。恋愛として考えるのはなんか失礼な気がしてさ。というか危うさすら感じる」

 主に僕の。何故だか知らないけども。

「そんなことはないとも言えるし、言えないとも言えるがそれはそれだな。しかしつまるところ、阿良々木先輩はロリが好きなのか」

「おいおい、この紳士に失礼な事を言うな。訂正しろよ」

「おや、では造形の深い阿良々木先輩のご鞭撻を賜りたい」

「僕は、ロリが好きなんじゃない!ロリも好きなんだ!」

「とりあえず、その青髪似非関西人がいいそうな事は、録音しといたぞ」

「や、やめろ!こんなことを戦場ヶ原に知られたら、残りの高校生活は『こよみん』から『ロリコン』とかって呼ばれちまうだろうが!」

「正しいじゃないか。元より、私は否定しないぞ?私も可愛い女の子は大好きだからなっ!」

「時々、お前のその躊躇いの無さが羨ましくなる時があるよ」
ロリコン、と呼ばれることに苦心するなど僕はなんて恥ずかしいのだ!曝け出せばいいのに!
などと、世迷言は置いておきたい。
本音じゃない、と信じたいから。

「それじゃあ、お前にとっての可愛い女の子ってなんだよ」

 と、僕は尋ねる。










というわけで、ここまでです。
あれ?オリキャラどころか、するがインプになってんじゃん。
みたいな感じですが、ちゃんと出てきます。
一応、考えた上での登場です、はい。

とりあえず続きは後日、学祭での活動が終わったらというところでしょうか。

その時は、何週かに分けて出していく予定です。
やっぱり、読みづらいので。

出来れば、コメントなんかもお待ちしてます。
それじゃ、縁があったらまた明日。
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