ジュブナイル トーキング byKIKI

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2012-11-15-Thu-11-50

おや?(小説付き)

気付いたら、1000いってたわ。

いやはや、びっくり(@_@;)。

前のブログだと、そこまで速くなかったんだけどねぇ。
ツイッター効果?

えっと、ははー!!orz


というわけで、1000記念と題しまして、小説載せちゃおうと思います。
まあ、出来てたのを載せるってだけですけど。
あれですよ、あれ。バンドワゴン効果?セット売り出し効果?

ま、違うと思いますが、軽く短い恋愛モノなので、気が向いたら読んでみて下さい。


それでは、縁があったらまた明日。




――――百文は一験に如かず―――――



『恋愛とは、なにか』
という本を読むこと数十分。
金崎佳加は、何の答えも得る事はなかった。答えどころか何かを得る事もなかった、とさえ言える。ただし、時間の無駄だったとはいえなかった。
佳加は途中までしか読んでいない本を閉じ、ふと閉館間近の図書館の静まった天井を見上げる。何もない。静かに回る空調用のプロペラがグルグルとこちらを向いているだけである。
彼女はゆっくりと伸びをし、本を元あった場所に戻しに行くことにした。
だからといって、明治の名作が好きな文学少年との運命的な出会いを重ねるわけでもない。ただ、ただ、返す。ちなみに、少し期待して本棚の向こうを覗いたのは内緒である。

本を置くと同時に、チャイムが鳴る。閉館の合図だった。

佳加はぼんやりとした調子で、図書館を後にした。いや、彼女はそのまま自動ドアを出た所の付近で止まって、ベンチに腰を落ち着かせた。
息が白くなるようなことはまだない。だけどどこか肌寒くなってきていて、佳加は思わず息をはあっと吐いてしまう。なんてことはない。彼女の肺に満たされていた生温かい二酸化炭素が空に還っただけの話である。面白味もない。

読む本もないので、さっきの本を改めて思い返すことにした。
あまりにもテンプレすぎて、あまりにも常識的すぎて、あまりにも良識的すぎて、現実的とは言えないある種の仮想バーチャルな本。むしろ、著者の理想の塊ではないだろうか、と佳加は憤慨したりする。
これで印税を貰っているのか?これなら、ギャルゲの方がまだマトモだよ、とやったこともないゲームを想像で庇護してしまう救いようもない女子高生である。
今、佳加の目の前を歩いていく部活帰りである高校生や中学生は、一体何を以て恋愛として行動しているのだろうか。そもそも本当の意味での『恋愛』をしているのだろうか。と佳加は思考を巡らすが、果たして彼女自身が本当の意味での恋愛を知っているわけでは恐らくないので、本末転倒な自問自答なのだ。だが、しかし彼女は続ける。
例えば、見た目とかスペック、キャラクターとかだろうか?
いや、実に夢もへったくれもない。むしろ返済要求をしたいものだ。恋愛にそんな外的要因が必要なのか?いやいや、必要ないね。と思った所で、自分が男性アイドル好きなのを思い出して、少し恥じらう。

ならば、なんだろうか。

結局のところ佳加本人としては、好きだから好きなのだ。という考えを尊重したいと思った。
生きたいから生きるとか、食べたいから食べるみたいな簡単な言葉で表す方が、人間的欲求の説明が出来ると佳加は馬鹿なりにクドい論理を展開させる。いや、続かないけど。
いや、続かないのには理由がある。

「佳加?」

「……先生、遅いよ」

「ごめんごめん。ほら、コーヒー。甘いのでいいんだっけ?」

「ん、ありがと」

「いつも思うけど、別に僕のことなんか待たなくてもいいんじゃない?合鍵だってあるんだしさ」

「いいの。好きでやってるんだから」

「……ああ、そうかい」

 佳加は振り返らずに、ただ背中に感じるぬくもりに恋をする愛をする好きになる。
 本には、背徳的な快感も非常識な嘘八百も不条理な現実も一切書かれていない。常に仮定であり仮想であり、常に理想の域を出ない。

「ねえ、先生?」

「なんだい?これ以上何か買わせる気なのか?」

「んーん」

「じゃあ、なんだい?」

「大好き」

「……僕は、どう返したらいいかな?」

「大嫌いって返してくれたら泣いて喜ぶんじゃないかな」

「愛してる」

「ハハ。言い過ぎだよ、先生」

 佳加は笑って、後ろを振り向く。そして、

「じゃ、いこっか」

 頭の中の本を閉じるのだった。
 

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まとめ【おや?(小説付き)】

気付いたら、1000いってたわ。いやはや、びっくり(@_@;)。前のブログだと、そこまで速くなかったんだけ


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